主人公がかわいそうだなという話

※主人公厨(自分の中の主人公像にこだわり続ける人間)が書いたので世間一般の意見とは異なりますあくまで主観です

 

 

 

まず最初に…主人公だから許されるって事案があまりにも多くないですか?

というか主人公の権利がでかすぎないですか??

 

主人公は基本的に何でもできるし、なんでもはできなくても何か一つはとびぬけてるし、猪突猛進型でも許されるし、作品内で一番できることと行動範囲が広いんですよ。間違いなく。その世界に生きる軸となるので。

前提として私はご都合主義とか主人公補正とかが大嫌いなので一時期そういう主人公がめちゃくちゃ嫌いでした。その時にずっと考えてた話を今から書きます。

 

なんで主人公ばかりこんなに優遇されるのか?なんで主人公が居ないと物語が成り立たないのか?むかついてむかついて仕方ありませんでした。一時期ね。主人公を殺せばみんな平等にスポットが当たればいいのに!ってずっとずっと思ってました。本当に一時期ね。

 

でも違ったんです。先日、主人公が居ない話を読んだんですけど、主人公が居ないってことは焦点が人じゃなくストーリーのみに当てられてて、つまり、一人に焦点が定まってないんですよね。結局誰に添って読み取ればいいのかわからずすっごく読みづらかったんです。主人公は私達読者の為にいるんじゃないかな?ってだんだんこのあたりで考え直してきて。あれ?主人公ってあんまり嫌うようなキャラじゃない?って思うようになったんですよ。

 

なんで主人公ばかりこんなに優遇されるのか?それは作者が一番力を入れてるキャラだからですよね!つまり主人公には作者の生き様や思考が全部紛れ込んでるわけです。分身みたいなものなんだから描いてて気持ちよくなりたいだろうし、そりゃ優遇もするでしょう。

 

主人公は読者のためにいる。

主人公には作者が紛れてる。

ここで最初に投げた「主人公の権利がでかすぎる」に戻ります。

本当にたくさんの権利を持っているのか?

主人公が主人公の意思のまま生きることができるのか?

読者の為に生き作者の考えを反映しそのうえで主人公の主人公じゃない部分を保ち続けることはできるのか。

 

できません!!!!!!

 

主人公は実は一番窮屈なんです。チートに見えて努力家に見えて天才に見えるけれど現実は読者作者の間で板挟みされてる一番可哀相な存在なんです。

一番思い入れがあるように見えて一番作者の理想であり憧れなんです。

一番応援されてるように見えて一番自己投影されてるんです。

だから読者自身が期待する展開と別の方向に行くと面白くなくなるし、作品自体を嫌いになったりするんですよね。

 

作品内では主人公というだけで最強と言っても過言ではないのに作品外では作者と読者の望みを調和させる存在にしかなりえないんです。

 

儚い。あんなに強いのに儚い。

 

主人公は死にたくても死ねないし諦めたくても諦められないしそういった選択の権利はないに等しい。のに主人公補正だけはばっちり管理されていて。そういう曖昧なところが大好きです。

 

大好きだからこそ「お前はお前の人生の主人公だ」って慰めがほんっとに嫌い。この言葉、どれだけ苦しい環境にいても諦めるな!と同義語だしあまりにも無責任すぎるし嫌いすぎてヘドが出そう。

主人公って呼ばれて嬉しいか???うれしいんでしょうね。だから主人公って単語に対する憧憬を捨てきれないんでしょうね。こんなにがんじがらめに締め付けられてるのに。かわいそう!そういうところが大好きだよ。

 

 

あと、これは完全に余談ですが主人公に似合う色は赤なので赤が似合うキャラは皆主人公の素質があると思ってます。

 

終わり

 

 

 

 

雪Ⅱ進化ありがとうございました

 

前略 かばです。

2016年の9月の終わりに殴りこんできた「氷瞼の魔女と融けゆく嘘」の進化解放があまりにも最高だったのでブログ開設してしまいました。

 

さて、最近暑い日が続いてますが皆さんはどうお過ごしでしょうか。こんな真夏に進化解放したカシュパルくんとシモンさんは一層暖かそうな格好になってて微笑ましいですよね。カシュパルくんの成長もシモンさんの追憶も最高ですが何といってもマシューの愛されっぷりが素晴らしい。ありがとうマシュー。どんな闇でも力を合わせ乗り越えて最後は皆で手を取り合ってハッピーエンド!のメルストらしい進化解放で昨日はひたすら放心。ありがとうマシュー。

 

でもやっぱり雪Ⅱは異彩を放ってた印象です。パユを受け入れるだけのストーリーがハッピーエンドに届ききってなくて消化不良になるのもその理由の一つだと思います。あと単純にパユがめちゃくちゃ怖い。ヴェロニカとパユが対峙した時の話の通じなさとか、シモンの口から語るパユとか、ユニストでの無邪気さとか、可愛い顔とはうらはらに得体のしれない怖さを持ってますよね。

 

そんな核爆弾みたいなパユの現在もカシュパルの進化ユニストで明らかにされてしまって、メラムートと共にタルタル山から出て行ったそうです。ひとりで生きられるパユにメラムートがついていったのは彼女にとっての救いになるんでしょうか。なってほしいですね。彼女にとっての救いは雪Ⅱでの出来事もメラムートの存在も何もかも忘れることだと断言されているのでならないとは思いますが。それでもどこかの雪山で城を作りメラムートと二人きりのダンスパーティーを開いていてほしいです…メラムートの熱で毎度毎度城を溶かしてしまうまでがセットで。

 

パユの未来はなんとなく察しがついてましたがカシュパルの成長っぷりが本当に意外でした。

フォルクスのダジャレに「は?」と冷たい言葉を投げてた少年がまさか進化プロフでダジャレを言うようになるなんて…無意識ってとこがまたツボで、たぶん言葉遊びとかが好きな子なのかなと。シモンの家に転がり込んできてからも教養が受けられる環境じゃなかったと思うしそれなりの知識さえあれば和歌とか嗜んでそうですし国を出て未来が開けたカシュパルくんもいつかは結婚して家庭を持つのかな。家庭を持つことが必ずしも幸せに繋がるわけではないですけどそういう未来を期待してしまうことを許してほしいです。

 

 

結論。雪Ⅱの進化解放はおまけじゃなくて本編レベルの情報量が組み込まれてました。パユの角は修復可能とか、カシュパルとスヴィーはたまにだけど連絡を取り合う仲とか、シモンとマシューは走り回れるぐらい元気で可愛いとか。

 それでも明確にされなかったパユの呪いとカシュパルの過去については当人たち以外誰も知ることなく闇に葬られていくんだろうなと。輝かしい未来を示唆しながら暖かい最後を迎えつつ、無下に過去をほじくりかえさず謎は謎のまま置いてけぼりにしてくれた雪Ⅱ、本当にありがとう。

 

もうこの先雪Ⅱが直接的に描かれることは無いんでしょうけど、いつかタルタル山に大きなモンスターと氷の体の女性がもう一度現れる日を夢見ています。

 

おわり。